20121202

食べられるドングリ(スダジイ)

ドングリとは、クヌギ・カシ・ナラ・カシワなどの果実の総称で、これらは全てブナ科になる。

漢字で書くと団栗。「団」には丸いという意味があるので「まるい栗」と言う話、「団子栗(だんごくり)」から団栗になってという話など諸説あるようだが、あまり丸くはないし、縄文時代から食べられていたことを考えると「団子栗」の方が僕のイメージにあっているかも。

では、その団子栗(だんごくり)ことドングリはそのまま食べられるのかというと、多くの方が知っているように渋み(タンニンやサポニン)が多くて食べられない。
そこで渋抜きが行われる。沸騰した湯で茹でた後、薄皮を剥くことで渋みが取れ、その後にクッキーなどにして食すのが一般的だ(どんぐりを食べること自体が一般的かどうかは置いておいて)。

でもそれは公園でよく見かけるシマ模様の帽子を被ったカシのドングリや、まん丸で愛嬌のある形のクヌギのドングリでのこと。
マテバシイやスダジイなどのドングリはそのまま食べることができるのだ。

写真の上がスダジイのドングリ。秋の里山散歩ではスダジイの気のあるポイントがいくつかあって、子どもも大人もそこで拾ったスダジイをそのまま殻を剥いて食べる。ほんのり甘くて美味しい。

フライパンで数分軽く煎ると、香ばしさとカリっとした食感が加わり更に美味しくなる。
長時間放っておくと固くなってしまうので煎ったらすぐに食べる必要があるが、コーヒーにもお酒にも一品として気に入っている。

秋の谷戸で遊ぶ

11月某日、町田市北部丘陵にある谷戸(やと)に子どもたちと遊びに行きました。

「谷戸」というのは、多摩丘陵地区にある丘陵地の谷間のことの呼び名で、山の麓から湧く水を利用した水田を「谷戸田」、谷戸田と雑木林で構成される環境を「谷戸山」と呼ぶそうです。

稲の収穫が終わったこの季節は子どもの遊び場。遠くまで広がる田んぼの風景は心を和ませてくれます。

この日は朝から雨模様でしたが昼には雨がやみ気温も上昇、子どもたちは湿った草やぬかるんだ土も関係無く遊んでいました。
娘が2足準備した靴下も気づけばびしょ濡れ泥だらけ。小学生くらいになると最初から靴と靴下を脱いで遊ぶのには感心。

斜面は滑るか転がって遊ぶもの(準備の良い子どもはソリを持ってきています)、水が溜まっていれば生き物がいないか探すもの(どじょうを発見したけど逃げられた様子)、思い思いに子どもたちは遊びます。

そして子どもだけの遊びに飽きて来ると、のんびり横になっているオヤジたちの襲撃に向かいます。僕の上にも3〜4人の子どもが泥だらけの靴で馬乗りになるので服はどろどろ、寝転がるのをあきらめて立ち上がっても、おんぶに抱っこと乗っかってくるので、最後は逃げ出して追いかけっこです。

この遊びの終わりは子どもたちのお腹が空くこと。
今日は持ち主の方の許可をいただけたので柿を木から捥ぐこともできましたので子どもたちは大満足。
捥いだその場で齧りつき、皮の部分だけを「ぺっ」と吹き出す仕草も慣れたものです。



帰路。

落ち葉で覆い尽くされた道は柔らかく、日常で道を歩いているのでは感じられない感触。
このまま歩き続けていると自然の中に吸い込まれてしまいそうでした。

薪ストーブのある生活

東日本大震災から1年後の3月にバーモントキャスティングス社のアンコールエヴァーバーンという薪ストーブを設置した。
選んだ決め手は、天板で薪ストーブ料理する際の使い勝手の良さと、薪を長時間燃焼させることができること。"EverBurn(絶えず燃え続ける)"という名前も魅力的だった。

震災後、輪番停電が計画された数時間だけの停電とわかっていても暖房機器は動かない、電話もインターネットも繋がらない状況は不安だった。
また、電気は止まることが無く安心していつでも使えるものと誤認識していたことにも気がついた。

とはいえ、自宅に薪ストーブなんて無用の長物にならないかと心配もあったが、この1年間に薪ストーブを設置した友人3家族の自宅を見せてもらったこと、昔から薪ストーブと共に暮らし薪ストーブ料理までしてしまう友人が相談に乗ってくれたこと、我が家を建ててくれた工務店の方が「大丈夫ですよ」と言ってくれたことで、安心して導入に踏み切ることができた。



煙突設置については、我が家のダイニングから2階に続く吹き抜けがあったことが幸いし、そこに真っすぐ屋根まで伸ばすだけで家全体を暖かくするように出来た。そして工事自体も計2日と驚くほどの短期間で終わってしまった。そして、点火。1台の薪ストーブで家全体が暖かくなる(電気要らず)、天板で調理することができる(ガス要らず)という良さを求めて設置したのだが、それだけで無く、薪を少し多めに入れて寝れば朝まで家に暖かさが残ることや、薪ストーブの炎の美しさは小さな娘にもわかるらしく、自然と家族が集まって炎を見ながら話をする時間ができたことは使い始めてから知った喜びだ。




最近は、着火時に「最初は新聞をぐしゃっとして入れて、こういう細い木を入れて、新聞紙の右と左に火をつけるんだよ」、火が大きくなってくると「そろそろ大きい木を入れても良いよ」、しばらく他の仕事をしていると「火が消えそうだよ〜」と、日常で奥さんが薪ストーブを使っているのを見て、扱
い方を覚えた幼稚園生の娘に、父親の不慣れを指摘されながら薪ストーブ生活を楽しんでいます。